2018/09/04

10月開講・チョコレート&お酒の講座

これまで毎年チョコレートの講座を行ってきた
NHK学園 市川オープンスクール。
参加者の方々からのご要望もあって、今年はチョコレート&お酒をテーマに
全3回の講座を開催することになりました。

■特別講座 チョコレート&お酒
・場所:NHK学園 市川オープンスクール
・日時:10/19(金)、11/16(金)、12/14(金)
    19:00~20:30


チョコレートとお酒のペアリングは、これまでもチョコレート講座の中で
度々 紹介する機会があり、お酒好きの方々には大変好評だったため、
今年は思い切ってそれに特化にした講座を行うことになりました。

開催日時も、日曜日の昼間から金曜日の夜に変更して設定。

ウイスキー、ワインなどいろいろなお酒と、
それに合うチョコレートをセレクトして楽しむ週末の夜。
11月初旬のサロン・デュ・ショコラ パリの最新情報もお話する予定です。
(もちろん、パリから買ってきたショコラの試食も!)

詳しくはこちらの「NHK学園 市川オープンスクール」のwebをご確認のうえ
直接、お問い合わせ・お申込みをお願いします
(Tel 047-325-8211)







2018/08/14

ファインカカオの専門家によるチョコレートとアルコールのペアリング

ファインカカオとファインチョコレートの鑑定や促進、開発を目的に
設立されたFCCI(Fine Cacao Chocolate Institute)。

その創設者であるカーラさんと、同じくFCCIの
プロジェクト・コーディネーター、ホセさんが来日して、
8月13日(月)にチョコレートと5種類のアルコールの
ペアリングを楽しむ特別クラスが開催された。

会場は、蔵前の「ダンデライオン・チョコレート」




これまでに食べたことがあるチョコレートも、
ファインカカオやチョコレートの専門家であるカーラさんの解説で
改めてテイスティングできたのは とても有意義な機会。

そして、ホセさんの解説でそれぞれのチョコレートに合わせて
5種類のアルコールをペアリング。
ホセさんはワイン、日本酒、日本食、チョコレートの認定資格をもつ専門家。
この日は白酒、ビール、ウイスキー、ワイン・・と
いろいろなアルコールが並んでいて
どういう合わせたかをするんだろうとワクワクして受講。

すごく甘ーいハーシーズのキスチョコに白酒(パイチュウ)、
ダークチョコレートにはcoedoのブラック・ラガー。

アイリッシュウイスキーのカネマラも登場し、
マダガスカル産カカオの63%ダークチョコや、
メキシカンスタイルの「TAZA」チョコレートとの組み合わせも好み。

なるほど、こういうペアリングもありだなあ、と
新しい発見のある提案だった。




2018/08/12

フランセの新店舗/シンプルなお菓子と、デザインのこと

1957年創業の「洋菓子のフランセ」本店が、
横浜から表参道に移転し今年6月1日(金)にオープン。

フランセといえば、ブランデーケーキやミルフィーユが定番。

今回、表参道本店の限定生菓子「フランセパニエ」を食べて、
奇をてらわずに、シンプルにおいしさを追求することの大切さを
改めて感じた。





サクサクのパイ生地の中に入っているのは
北海道産の生クリームとマスカルポーネ、カスタードを
ブレンドしたクリーム。

とろりとやわらかくて幸せになる味。

パイ生地と一緒に食べたり、
クリームとパイを交互に食べたりしても楽しい。

この「パニエ」を入れるボックスのデザインが、またいい。

バレエのスカートを意味するパニエ、
バレリーナのイラストが散りばめられた箱には
3個のパニエが入る。

日持ちがする箱菓子とはまた違う、素敵な手土産になりそう。



このお店は、お菓子以外のインテリアやパッケージなど
デザインの細部にまでこだわっていることが感じられる。

ディスプレイされている食器は、フランスの食器屋さん「Astier de Villatte」のもの。

果物と木の実のお菓子をテーマにしているフランセ、
果物などを飾るダイレクトなものではなく
コンポートなど関連した食器を飾るという表現が素敵。

この「Astier de Villatte」は独特な質感と佇まいが良くて、
こういう食器が数点 お店にあるだけでも印象深い。





テーブルクロスの刺繍糸もこのお店のための特注。

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また食べたいと素直に思えるシンプルなおいしさと、
味だけではなくデザインが添える要素はとても重要で
大きな影響を与える、ということを
改めて感じたお店でした。





2018/07/03

アイルランドの蒸留所/タラモア

ダブリンから西に行くこと80kmほど、タラモアの街の郊外にある
「タラモア蒸留所」を訪ねた。
この日は写真の通りのとおり、とても良い天気で眩しいくらいの青空。

















素晴らしい石造りの建物に一歩入れば ひんやりとした空気。
1954年に蒸留所が閉鎖されてから60年後、2014年9月17日にオープンした
新生タラモア蒸留所のシンボルは不死鳥(フェニックス)。
入口を入った正面にこのフェニックスがデザインされている。

ここで造られるのは3タイプのウイスキー。原料である大麦は全て
アイルランド産のものを使用し、ポットスチルウイスキーと
モルトウイスキー、グレーンウイスキーを造っている。
それらを同じ敷地内のウェアハウスで熟成し、瓶詰の設備で
ボトリングまでを行うアイルランド唯一のウイスキー蒸留所だ。

5万5千樽も熟成できるウェアハウスが4つもあり、
敷地内に製樽工場もあるその規模には圧倒された。
これまで遠く離れた日本で飲んでいたタラモア デューが、
こういう土地で、そしてこんなスケールで造られていることに触れ
 現場を見て感じることの重要さを体感した。

この日試飲させてもらった タラモアデュー18年シングルモルトは、
オロロソシェリー、バーボン、ポート、マディラの4つの樽でフィニッシュ
させたもの。
ウッディ、ドライフルーツの香りと、複雑な味わいがとても良かった。

「さらに100年以上続く蒸留所にしていきたい」という言葉が
印象に残っていて、どんなアイリッシュウイスキーをリリースするのか
これからが楽しみになる。



























2018/07/02

アイルランド・ダブリンの街歩き

先日、ウイスキーの蒸留所見学のため、
初のアイルランド・ダブリンへ。
現地で集合する他の方々よりも1日早く市内に入り、
まずは雰囲気を知りたくて街歩き。

緑が多くて清々しい。このダブリン滞在中は
ものすごく天気が良くて暑いくらい。
公園で日光浴を楽しむ人がとても多く、夏を楽しんでいる様子が印象的だった。



有名なアイリッシュパブのエリア。




そして、もちろんスイーツもチェックしたくて
カフェやスーパーなどのお菓子・パン売り場へ。



前から食べてみたいと思っていた
「エクルズケーキ(Eccles Cake)」を発見。
アイルランド独特のお菓子ではなく
イギリスのエクルズという町が発祥でその名がついている。

小さい円形の焼菓子というかペイストリーに近いようなもので、
中にはカラントがぎっしり。
ドライフルーツ好きな人はハマる味だと思う。

フレイキーペイストリーというハラハラとした食感の生地で
バターリッチな風味が特徴。
表面にはザラメのようなお砂糖がまぶしてあって
甘さも結構しっかりとあるけど、
紅茶に合わせて味わいたい 素朴なお菓子。


2018/03/17

春のデザート「アヴァランシュ プランタン」/ドゥバイヨル
















ベルギーのパティスリー「ドゥバイヨル」人気の一品が
この「アバランシュ」。
すでに同店の定番デザートですが、
2月下旬から4月30日(月)までは
春の限定メニュー「アヴァランシュ プランタン」もラインナップ!
先日、早速食べに行ってきました。

温かいショコラショーをボール状のショコラにかけ、
ボール状のショコラの中に入っているクランブルや
アイスクリームと共に味わうデザート。

チョコレートが徐々に融けて、中から何が出てくるんだろう
と待っている間のワクワク感が楽しい。





















いちご、ラズベリー、ブルーベリーの3種のベリーを使っているので、
さっぱりとした酸味が良いアクセントに。

中に入っているクランブルのサクサク感や、
冷たいアイスクリームとほんのり温かいショコラショーなど、
いろんな食感・風味が楽しめるから最後まで食べ飽きない。
明るい陽射しが注ぐカフェスペースでのんびりと、
楽しい気持ちになれるデザートでした。


●DEBAILLEUL アヴァランシュ プランタン
¥1400(税込\1512)
●ドゥバイヨル 丸の内OAZO店 にて4月30日(月)まで。


2018/01/27

大学での授業/フードマネジメント

2017年9月から十文字女子学園にて担当してきた
「フードマネジメント」の授業。
先日、計15回の講義が終わりました。

約100名の学生が3~4名のグループに分かれ、
実際にあるスイーツ・カフェのお店に対して新メニューを考え、
プレゼンテーションを行うのが授業の集大成。
はじめは、人前で発表するのはイヤと言っていた学生が多かったけど、
プレゼンの後はやってみて良かった、他人の発表を聞けたのが
勉強になったなど、とても前向きな感想がたくさん出て
本当に良かった!!

誰かに教えること、それも、
ちゃんと伝わるように言葉にすることは簡単ではなく
なかなか難しい。
でも、私自身が勉強し続けるモチベーションに
繋がっているなとつくづく思う。

大学での講義は、また今秋からスタート。
今年感じた反省点と改善点をもとに、
より良い話ができるよう頑張ります。